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9.52017
電子タバコの健康被害。日本の電子タバコにニコチンは入ってない?
喫煙者の使用急増中!「電子タバコ」の種類
近ごろ、巷の喫煙者が、これまでのタバコとは形状の異なるものを目にしませんか?
タバコのように加えて、薄く白い煙のようなものも吐いている、でも、普通のタバコより太めでロボっぽい(機械っぽい)。
そして、非喫煙者の方でも耳にしたことはあるでしょう、『電子タバコ』という言葉と「アイコス」「グロー」等の商品名。
普通のタバコとは違い、火を使わない『電子タバコ』。
大手たばこ会社から販売させている、「アイコス」や「グロー」も『電子タバコ』ですが、その中の『加熱式電子タバコ』という種類になるそうです!
その他に、今ブームの兆しがある『リキッド式電子タバコ(べイプ)』があります。
それぞれの定義を見ていきましょう。
加熱式電子タバコの定義
専用のタバコやタバコの葉を電気で温め、加熱することにより蒸気が発生し、喫煙者は、従来のタバコのようにそれを吸ます。
煙(蒸気)も少なく、本物のタバコを吸っていた方にも馴染みやすく、灰を出さないので取り換えも簡単です。
リキッド式電子タバコ(べイプ)の定義
液体を注入して、発生した蒸気を吸うタイプの電子タバコです。
本物のタバコと同じぐらい煙が蒸気として発生するので、本物のタバコを吸っているような感覚が味わえます。
大手メーカーの「加熱式電子タバコ」と「リキッド式電子タバコ(べイプ)」
加熱式電子タバコ
- アイコス
「アイコス」(IQOS)はフィリップ・モリス(本社アメリカ)の製品で、国内で最も多く発売された最初の加熱式電子タバコ。
タバコの葉を燃やさず、充電池で熱した器具によって加熱し、タバコ葉の蒸気を吸うという仕組み。 - グロー
「アイコス」の次に発売された加熱式電子タバコ。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(本社イギリス)の製品。
専用タバコを本体の穴に挿入し、スイッチを入れてスティック全体を加熱。加熱完了後本体ごと吸うスタイル。
リキッド式電子タバコ
- X6
日本のシェアが”No.1″と言える「リキッド式電子タバコ」カラーバリエーション、カスタムパーツが大変豊富で価格帯も2000円台後半から購入可能。 - iStick
海外で爆発的にヒットしているリキッド式タバコ。
手軽さ・コンパクトなデザインが評価される。
加熱式電子タバコ」と「リキッド式タバコ」にニコチン、タールは入っている?
「加熱式電子タバコ」には、ニコチン、タールあり!
「加熱式電子タバコ」には、通常のタバコ同等にニコチンが含まれていますが、タールについては、本物のタバコに比べ、約90%カットされています。
「リキッド式電子タバコ」のニコチン入りリキッドは日本販売不可
日本国内ではニコチンが入ったリキッドは購入できません。
タバコの依存性は、ニコチンによるものなので、喫煙者にとってリキッド式電子タバコは物足りなく感じる方も多いようです。
また、リキッドの成分自体がたばこの葉や巻紙とは違い、もともとタールを含みません。
また、リキッドは燃焼ではなく蒸気を発生させるので、通常の使用ではタールが発生しないと考えられています。
「加熱式電子タバコ」ニコチン、タールの表記がないのはなぜ?
「加熱式電子タバコ」にはニコチンもタールも含めれているのに、本物のタバコのパッケージにあるような表記がありません。
一体なぜでしょうか。
それは、以下のような理由から表記がないのです。
- 測定する規格がない
通常の紙巻タバコは、国際標準化機構(ISO)が承認した基準に基づき、機械を使用して計測されます。 - 記載義務がない
統一した測定規格が無い為、現時点で記載義務が無いので、パッケージに表記されません。
ところが、電子たばこは形状がそれぞれ違い、吸引方法も異なります。
その為、測定結果が定まらないということもあり、成分表示がなされていません。
まとめ
- 電子タバコには「加熱式電子タバコ」と「リキッド式電子タバコ」がある
- 「加熱式電子タバコ」はニコチン・タールが含まれる。
- 「リキッド式電子タバコ」は、ニコチン・タールを含まない。
- 「加熱式電子タバコ」ニコチン、タールの表記がないは、測定規定と表示義務が無い為
巷で人気の「加熱式電子タバコ」は、タールが90%カットされた蒸気の為、本物のタバコよりも、喫煙者と受動喫煙者の健康被害が少ないと考えられています。
しかし、タバコの依存性の原因であるニコチンは、本物のタバコと同等量含まれます。
健康被害が少ないからと、「加熱式電子タバコ」の喫煙が増加してしまえば、健康被害へのリスクも増加してしまいます。
本物のタバコの喫煙同様、回数、本数を決めて使用するのが良いようです。